CF-A1RにVineLinux6.0をインストール

Panasonic CF-A1R

TYPE - B5 NotePC
TFT - 10.4型XGA TFT
CPU - Celeron 366MHz
HDD - 6GB ATA
RAM - 64MB + 128MB(増設)
USB - USB1.0 x1
LAN - なし

FDD起動-可能
CD起動-不可


問題点

VineLinux6.0をインストールするには、CD、DVD、USBからブートする必要があること。
HDDが古く容量も少ないので換装が必要?
CPU、メモリを考えても軽い環境が構築できるのか?

という問題点があるPCにVineLinux6.0をインストールしてみる。


解決策

HDDはCFへ変更
amazon.co.jp にて、1400円+2600円+1000円くらいを購入
玄人志向 CF→2.5型IDE-HDD互換コネクタ変換ボード
Transcend 16GB CF CARD (133X、 TYPE I )
ELECOM SD+MS+CF+XDカードリーダUSB

CD/DVDブートができないから、HDDを取り出し別のPCでCF+メディアリーダーにインストールする方法で。
インストール完了後、CF+IDE変換で戻す。


さらに続く 問題と解決策

VineLinux6.0のインストーラを普通に起動するとHDDは1個(sda)しか見えず、sdaの中にしかインストールできない。
エキスパートモードで起動すれば、HDDはたくさん見えるようになる。

CF+メディアリーダーを最初からつないでいると何故かうまく行かない。
インストール画面を過ぎてドライブ選択画面までは、CF+メディアリーダーはつながないで作業する必要があった。

CF+メデイアリーダーが sdc などの3番目のHDDに認識されると、ブートローダーGRUBをMBRにインストールできない。
(CD/DVDを使えば2番目になると思う。今回はUSBメモリからやったのでUSBメモリが2番目と見えていた)
(Vinelinux6.0インストーラーではブートローダーGRUBが、sdaまたはsdbにしかインストールできない)
「ブートローダーGRUBをインストールしない」を選びVineLinux6.0のインストールを完了した。

CF+IDE変換でCF-A1R(ノートPC)に戻して起動。
ブートローダGRUBがないのでそのままでは起動しない。

SUPER GRUB2 DISK を使ってVineLinux6.0を起動。
(FDDに書き込んでFDDよりブート)
立ち上がったら、 grub-installコマンド でブートローダーGRUBをMBRに書きこむ。
( grub-install をrootで実行してみてもMBRに書き込めなかったorz)
grub-installコマンドでMBRに書き込めない場合は、手動によるgrubコマンドにより grub> となる grubプロンプト からインストールすることでMBRに書き込む。

MBRにブートローダーGRUBを書き込んでも、/boot/grub/menu.lst を設定してないとGRUBの起動画面は出てこない。
参考:/boot/grub/menu.lstの編集

/boot/grub/menu.lst    root LABEL= swap:/dev/ vga= は個々に合わせて

# menu.lst generated by anaconda
#
# Note that you do not have to rerun grub after making changes to this file
# NOTICE: You have a /boot partition. This means that
# all kernel and initrd paths are relative to /boot/, eg.
# root (hd0,0)
# kernel /vmlinuz-version ro root=/dev/sda1
# initrd /initrd-version.img
#boot=/dev/sda
default=0
timeout=5

title Vine Linux (Current kernel)
root (hd0,0)
kernel /vmlinuz ro root=LABEL=/1 resume=swap:/dev/sda2 vga=0x314 splash=silent quiet
initrd /initrd.img

title Vine Linux (Previous kernel)
root (hd0,0)
kernel /vmlinuz.old ro root=LABEL=/1 resume=swap:/dev/sda2 vga=0x314 splash=silent quiet
initrd /initrd.old.img

title Other
rootnoverify (hd0,2)
chainloader +1


あとがき

無理に古いPCに入れて使おうとしても大変だし、動いても遅くて意味がないかもしれない。

今回で思ったことw

IDE接続のSSDが32Gで8000円くらいだったから、そっちの方が良かったなー。
CD/DVDからインストールならGRUBもすんなり入ってたのかなー。

実は最初、CF+IDE変換でそのままCF-A1Rに戻して、そこでどうやってインストールしようかなって考えてた。
FDDブートからUSBに入ったインストーラを起動できるものがあってそれでどうにかインストールしようとやってたけど上手くいかなかった。
Plop Boot Manager 5.0 → USBメモリ(Vine6.0/DVDイメージ)
インストーラが上手く立ち上がってくれないというか、ドライバを選べみたいなテキストモードになったり、イメージの指定が上手くいかなかったり。CFに3つパーテーション切ってそこに置いたりしてみたけど上手くいかない。
じゃ取り出してインストールして戻すかと。
CFが使えるメディアリーダーを求め電気屋さんへ。←これはamazonから買ってないw
それで今回書いたブログの内容になってインストール完了したわけでした。

VineLinux6.0 良いと思いました。
一時の古臭さもなくなってるしフォントもキレイで使いやすい。
LXDE、ウェブブラウザーMidoriなどで古いPC環境でも使えそう。
SSDなんかの速いHDDならメモリ不足をswapでカバーしていけるのかなー。
self-build- が辛い環境でもあるので、apt- での更新をさせない方向とかいろいろやってみます。